ピラミッド型の組織体系について
ネットワークビジネスが批判される理由のひとつに、
「悪徳ピラミッド商法」というのがあるが、
このことについて掘り下げて考えてみたい。
そもそも論として、
すべての組織は「ピラミッド構造」になっている。
会社組織であればトップに社長がいて、
副社長や取締役を主としたブレーンが何人かいて、
部長や課長といったチームリーダーたちが複数人いて、
上からの方針や指令を忠実に実行する平社員が末端に大勢いる。
これと逆のモデルの組織というものは成り立たない。
すなわち、命令系統を取り仕切るための人たちが
逆ピラミッドのトップにめちゃくちゃたくさん居て、
知恵を貸すブレーンがそれなりの人数いて、
チームをまとめるリーダーが何人かいて、
それを受けて実行する平社員が一人。
こんな組織はありえない。
アイディアを絞り出し、構想を練り固め、
命令を下す人物は少数であってもこと足りるが、
「それを受けて実行に移す人」はもっともっと数多くいないと、
どんなに優れたアイディアであっても、
現実に地にならしていく作業がもっとも根気がいり、
コツコツとした地道な労力や手間暇をひたすら必要とするからだ。
だから個人で考えても、
なりたい職業や叶えたい夢が明確に見えてからでも、
そのために必要となる工夫や努力を毎日毎日
コツコツコツコツ続けて、10年越しにようやく叶った。
ということが往々にしてあるし、
「ネットビジネスは低資本・低リスクで大きく稼げるんだ!」
と考えて真剣に取り組み始めても、
実際に仕組みを整えて安定した軌道に乗せられたのは、
1年、2年、3年がかりの作業だった。
というのがリアルに起こる話である。
こと企業においては、そこの地にならしていく局面において
大量の人員を投下して、マンパワーで一気に乗り越えようとするため、
現実に行動に起こして仕組みを作りあげて安定させることが、
いかに骨が折れエネルギーを消費することか、見えにくいのかもしれない。
いずれにせよ、共通の目的をもったすべての団体・組織は
例外なく「ピラミッド構造」になっており、
現実問題としてそうした秩序でなければ
成し遂げられないことばかりなのである。
〈参考動画: ネットワークビジネスについて考える〉
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